1948-05-01 第2回国会 参議院 本会議 第36号
神戸地区の憲兵司令官メノハー准將が神戸地区の最高司令官でありまするが、丁度その日、京都に出張しておりまして神戸におらなかつたので、そのために臨機の処置を執ることができなかつたわけでありまするが、遂に力及ばずして、午後の五時頃になつて、撤回命令に署名をし、撤回されたということになれば、学校閉鎖命令に対して反対をした結果、坐り込み戰術をやつて住居侵入罪に問われた諸君でありまするから、これを拘留する根拠がなくなつたわけでありまして
神戸地区の憲兵司令官メノハー准將が神戸地区の最高司令官でありまするが、丁度その日、京都に出張しておりまして神戸におらなかつたので、そのために臨機の処置を執ることができなかつたわけでありまするが、遂に力及ばずして、午後の五時頃になつて、撤回命令に署名をし、撤回されたということになれば、学校閉鎖命令に対して反対をした結果、坐り込み戰術をやつて住居侵入罪に問われた諸君でありまするから、これを拘留する根拠がなくなつたわけでありまして
神戸における地区の最高憲兵司令官はメノハー准將でありまして、ちようどこの日京都に出張いたしておりまして留守であつたのであります。この司令官の指図を仰ぐことができなかつた、それが一つは事態を不幸ならしめたのでありますが、対談数時間に及んで、どうしても知事を殺せ、何をぐずぐずしているかというような叫び喧々囂々たるものでありまして、たえず街上においても、廊下においても騒ぎが起つている。
神戸地区の治安を掌つておりまする最高官は、神戸地区憲兵司令官メノハー准將でありまするが、ちようどその日准將が京都の方に行つておりましたために、その帰りを待たなければ臨機の処置をとることができなかつたわけであります。